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【撮影機材】新しい登山用三脚を選ぼう

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手持ちの三脚を振り返る

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私が今まで使っていた登山用三脚は「Manfrotto Befree」という三脚。
これは以前Olympusのミラーレス一眼を使っていた時に購入したもの。
材質がアルミとカーボンの2タイプが販売されていますが当時の私はあまり重量に拘っていなかったためアルミを選びました。




そんなBefreeの特徴はとにかくコンパクトになること。
格納した長さが約400mm、重量1.41kgとかなり小さくなり持ち運びも大変便利です。
その上全伸高1440mmまで伸ばせるということもあり、
一時期はトラベル三脚の代名詞ともいえる人気を発揮しました。
またガジェット系で有名なYoutuberの皆さんがこぞってこの三脚を絶賛されていたのも人気の一員となっているのかもしれません。



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その後星を撮るのにハマった私はもう少しガッチリとした三脚が欲しくなり、
Manfrotto MK055XPRO3-3W 」というやや大きめの三脚を購入しました。
こちらもアルミニウム製。
やはり大型三脚は安定感が抜群、購入後は専らこの三脚を使用するようになっていきました。
私の場合、車での移動がほとんどということもありそこまで持ち運びには苦労することも特にはありませんでした。
(さすがに山へは持って行っていませんが…)


というわけで、Manfrottoの055をを購入してからというもの出番がめっきり少なくなってしまったBefree。
このままではもったいない…というわけでこれを山用三脚として導入したというわけなのです。
この当時はあまり山で三脚も使うことがなく、夜に星が見えたら使えればくらいでした。
そのためそこまで色々と求めておらずカメラさえ乗ればなんでもよかったんですね。


Manfortto Befreeを登山で使ってみて


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さて、そんなBefreeの登山時の使い勝手はどうでしょう?
私がこの数年間の間登山使ってみた感想はというと…



フルサイズとの組み合わせでもそれなりに使えます!



スペックだけ見るとフルサイズ一眼との組み合わせは厳しいように感じますが、
比較的軽いレンズをつけて使うであれば問題ないように感じました。
耐荷重は4kg程度なのでを目安とすれば、
風などない天候であればあまりあれこれ気にせずに使用する約半分の2kg程度ことが出来ます。
また、ストーンバッグなどの重量物を上手く組み合わせることによりその安定性も向上させることができました。
ただし、元がコンパクトな三脚なのであまり過度な期待は禁物です。



上にも書いた通りかなり人気のあるこの三脚。
結構お持ちのかた多いんですよね。
Befree持ってるんだけど、別に山用三脚を購入しようかと思ってる…
なんて方はとりあえず持っていった上で判断されるのがいいかと思います。
私も所有しているのはアルミの物ですがそこまで重量も感じません。
フルサイズでこの使用感だとセンササイズが小さめでボディの小さいカメラをお持ちであればこの三脚で十分かもしれませんね。




撮影に対する変化により高まる三脚への要求

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そんなBefreeとフルサイズ一眼の組み合わせですが、
上にも書いた通り重量のあるレンズを使用するとさすがに使用は厳しく感じます。
耐荷重4kgなので仕方ないわけなのですが…

とはいえやはり三脚を使うためにレンズを選ばなければならないというのは非常に不便なもので、
一体いつまでこの状態を続けようかと日々悩んでおりました。

またいつのまにか数本の大三元レンズ手にしていた私。
最近では山にも持っていく機会も増えてきておりこれらも使っていきたい…
また最近ではNDなどのフィルターを使って、
一枚一枚をじっくりちんたらと撮影するスタイルに移行しはじめていることもあり、
山でもがっしりとした三脚を使用したいなと思うようになってきました。


というわけでこの機会に今まで散々無理をさせて来たBefreeを引退させ、
きちんとカメラにあった登山用の三脚を購入しようとすることにしたのでした。




新しい登山用三脚に求めるスペックとは

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今回私が新しい三脚を検討するにあたり重視したのは以下の点です。
なお今回は三脚に雲台も合わせて新調します。




・重量2kg以下(雲台込)
・カーボンファイバー
・全伸高1400mm前後
・段数4段
・予算は気にしない



重量はとにかく最重要項目。
出来れば1.5kg以内としたかったのですが、
そうなると三脚も雲台どちらかで妥協しなければならなかったため、
仕方なく2.0kg以内としました。


また全伸高1400mmはManfrottoo 055の足をすべて伸ばした状態がこのくらいの高さであり、
この高さであれば大体ことが足りることがることが多かったので同じくらいの高さを希望としました。
無論これ以上高くなる分には大歓迎です。
ただしエレベーターはブレの原因となりかねませんので最初から使わない前提の高さのみで考えました。


三脚の段数が増えればその分コンパクトに収納できますが代わりに剛性の低下につながります。
とはいえ登山時に携行することを考えるとなるべく短いほうがいい…ということで、仕方なく4段とすることにしました。


最後の予算は…これだけ条件を挙げてしまっているわけなので、
とりあえずものが見つかってから考えることにしました。
もうどうにでもなれ。




この条件を満たす三脚は…

そして見つけた三脚たちがこちらです。
やはりこれだけのわがままを言ってしまっているからということもあるのですが…
どれも高いです。


GITZO 三脚 マウンテニア 2型 カーボン 4段 GT2542

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GITZO 三脚 マウンテニア 2型 カーボン 4段 GT2542

GITZO 三脚 マウンテニア 2型 カーボン 4段 GT2542


●重量:1680g
●耐荷重:18kg
●全伸高:1670mm(センターポール使用)
●全伸高:1390mm(センターポール未使用)


まずは言わずと知れた高級三脚ジッツォです。
全伸高、重さ共に私なんかが使うには申し分ないスペックです。
ただ、気になるのはセンターポールが付いている点。
あったらあったでいざという時に助かるのですが、
私はあまり使うことがないのでこれをなくしてか軽量化が出来ればなと思いました。
あとはジッツォの特徴的な塗装である鮫肌のような「ノアールデコール」がやや苦手。

またみんな絶賛してるけどなぜこんなにも高いプライスなんだろう?点について、
自分なりに納得のできる答えを見つけることが出来ず、
なんだかしっくりときませんでした。
まあこれは使ってみないとわからないのかもしれませんが。
そんなわけでジッツオは私的にはなんだか微妙でした。




RRS(Really Right Stuff)TVC-24L MK2

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www.reallyrightstuff.com

●重量:1692g
●耐荷重:18kg
●全伸高:1680mm

次に見つけたのが米国RRS(Really Right Stuff)の三脚です。
RRSは精度が高くかつ高品質な三脚や関連機器を販売していることで有名なメーカー。
基本スペックは上のジッツォとあまり変わらないように感じますが、
一番の特徴は「センターポールがない」ことです。
これがないのにも関わらず上のジッツォでセンターポールを使用した際の全伸高とほぼ変わらない高さ。
センターポールを使ってしまうと安定度が低下しブレの原因となりかねない故、なるべくは使用したくありません。
そのため、それを使用しないで約1700mmも稼げるこの三脚はとても魅力的です。
また見た目がとにかくかっこいいというのも気になった点の一つでした。
さらに丁度私が検討していた時に新モデルとなる「markⅡ」モデルが発売となり、
今注文すれば最新モデルが手に入るという点も気になるところの一つです。
とにかくカーボン柄がカッコいいですね。
見た目から高級な雰囲気がプンプンします。
また各所から聞く品質の良さや精度の高さなど、
これは値段が高くて納得することができたのでかなりの高評価でした。




組み合わせる雲台

また雲台は別売りなので、
いずれかの三脚にこの雲台を組み合わせることにしました。

RRS(Really Right Stuff)BH-40 BALLHEAD

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www.reallyrightstuff.com

●重量:486g
●耐荷重:8kg
●高さ:76mm


定評あるRRSのミドルサイズ自由雲台です。
私はRRSのL型プレートを使っており、
今回はその恩恵をフルに受けるべく同じRRSの雲台を使いたいと考えていました。
特にレバークランプはとても便利だということを聞いていたのでこれも合わせて選択をします。


どちらの三脚に組み合わせても重量は約2kg前後。
これ以下の雲台もありましたがフルサイズに使うということで性能も重視しこの雲台を選びました。


お分かりになる方はわかるかと思いますが、
どちらの三脚も約10万円、更に雲台は約5万円くらいのお値段がする品。
三脚と雲台だけで約15万円オーバーとは…
行きつくとこまで行きついてしまったのかと感じずにはいられません。





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結局、日本でジッツォを購入するのと米国RRSから直接購入するのではあまり値段差がないことが判明。
またジッツォがどうもしっくりこないのに対してRRSは見た目や性能含めとても気になる、
さらにはRRSはMkⅡという最新モデルを手にすることが出来るということで、
結局「RRS TVC-24L Mk2」と「BH-40」を購入することにしました。




注文後、登山で使うことに対し高まる不安…

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さて、RRSへ注文したはいいものの…
1か月経ってもなかなか発送の連絡が届きません。
やはり人気メーカー故なのか、
なかなか生産が追い付いていないっぽい様子です。


始めのうちはワクワク待っていた私でしたが、
次第に本当にこの三脚でよかったのか…?
なんて思い始めてしまいました。


というのも、
「貧乏性の私が高級三脚の扱いばかり気にしてしまい山行に支障が出てしまうのではないか?」
と考え始めたのがきっかけでした。
上にも書いた通り今回私が注文した組み合わせだと日本円で約17万くらい。
こんなにも高価な三脚を携行したときに、
貧乏性の私はあれこれ心配になってしまうんじゃないかと考えたのです。



例えば傷。

そもそも登山に携行するとなると傷や汚れは簡単についてしまいます。
また三脚はどうしてもザックの外に取り付けなければなりません。
私がどんなに注意をしていても岩場通り過ぎるときや木々生い茂る場所では否応なしに接触する可能性もあります。
傷などはもう仕方ないと割り切るしかないのですが…
果たしてそんな風に本当に割り切ることが出来るでしょうか?


これが今までのように安い三脚で道具として割り切れているのであれば何も心配などしなくてもよいのですが、
17万円ともなるなかなか踏ん切りもつかなくなってしまいます。
道具としてみているつもりでも私は値段が上がるとその価値も上がってしまうように感じてしまう人間の為、
そこまで割り切って使えるのかなと考えたのがまず一点でした。



次に気になったのがテント泊時の管理方法。

私が使っているソロ用テント「ステラリッジ1型」はとてもコンパクト。
今までは寝床を確保するために使わないときは三脚を外に出しっぱなしにしていました。
また就寝時も同じように外に出しっぱなしの状態。
果たして17万円もするRRSの三脚も同じように扱えるのか…?
と考えたときにまたしても心配になってしまったのです。
わかる人には高い三脚だとわかるだろうからたとえ山と言えども外に置いとくのはやはり危険。
じゃあ狭いテントに入れて快適性を犠牲に安心を得るか、はたまた三脚を収納する為にやや重たい2人用テントを携行するか…。
重量を気にしてなるべく軽い三脚を選んだというのに他のテントを携行するとはまさに本末転倒。
だんだんと妄想の沼へとハマっていきます。



そして最後は私の考え方でした。

私の中で三脚=消耗品と考えているところが少しあるようでして、
どうにも値段が高すぎるんじゃないか?と思ってしまったのです。
確かに精度や品質にこだわっているから高いのは十分に理解できるのですが、
じゃあそれが登山での撮影に必要か?となると今の私には答えを見つけることが出来ませんでした。
むしろ、それなりの精度でもいいので値段もお手頃、
壊れたら買いなおすくらいの気持ちでガンガン使える三脚のほうが登山にはあっているのではないか?
と最終的には考え始めました。
また、今後NIKONからミラーレス一眼が発売されることで私の手持ち機器も変化する可能性があります。
ここでずっと使うかもしれないから奮発して三脚を!と購入するよりも、
その時その時で重量や機能を含めた最善のものを選択するほうが効率的と考えました。




私は登山しながら自分がいいと思った風景に出会えたところで写真を撮る今のスタイルがとても気に入っています。
根底である「登山」という行為が撮影機材の為に不自由になってしまうというのはどうなのだろうか?
また、消耗品と考える三脚に多額の出費をするよりも壊れたら買い換えるくらいの勢いでガシガシ使えるもののほうが、
登山には適しているのではないか?などなど…

一週間ほど真剣に考えた結果、
やはり高級三脚でないといけない理由を見つけることが出来なかったため、
今回はRRSの三脚を見送ることにしました。




振り出しに戻った三脚選び、そして出会った思わぬ三脚とは?

「とにかく登山時にガンガン使えること」

新たに加わった条件を追加し三脚選びはまた振り出しに戻りました。
その後Manfrotttoの190カーボン三脚や055カーボン、
さらには一部で話題になった中国メーカーSILUIの三脚などあれこれ見ましたがどうもいまいちピントくるものがありませんでした。
最終的にBefreeのカーボンを見るというまさに混乱した状態の時に私の目の前に現れた三脚が…そう、
今話題の「Leofoto」の三脚だったのです。





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お連れ様であるDf使いが登山時のマクロ撮影用にミニ三脚を購入したとのことで、
見せてもらうことになりました。
その時に見た三脚がLeofotoの「LS-223C」という三脚だったのです。
Leofotoとは中国の三脚メーカー。
日本では今年頭から代理店を通して家電量販店などでも販売されるようになったメーカーです。



第一印象は見た目は、
(なんだかRRSっぽい…?)
と思ったのですが驚いたのはその作り。
手に持つと今までの中国製三脚とは違い質感が高く感じられました。
また金属部品を多用しており何処もしっかりとした作り、可動部の動作も比較的なめらかな印象を受けました。



また付属していた自由雲台もシンプルながら使いやすく、
正直Befreeについてくるものとは比較にならないくらい使いやすく、そしてホールド性能も実用十分すぎる性能でした。
RRSやジッツォと比較してしまうのは土俵が違うとはおもますが、わたしにしてみれば十分すぎるくらいの性能でした。
なによりも一番驚いたのがその価格。
なんと雲台込みで18,000円という驚きの価格だったのです。
しかも小さいとはいえカーボンファイバー製の足なのにですよ!
この三脚は本当に衝撃的でした。

あのクォリティでこの値段とは…
家に帰ってからもこのLeofotoの三脚が気になって仕方がない私。
もしかしたらわたしが探している大きいサイズの三脚があるかも?
と思い調べたところ見つけたのがこちらの三脚だったのです。




Leofoto 「LS-324C+LH-40」を購入しました


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というわけで、そんな紆余曲折の末購入したのがこのLeofoto 「LS-324C」という三脚でした。
ということで次回からしばらくの間こちらの三脚についてレビューなどお送りしたいと思います。


Leofoto LS-324C+LH40

Leofoto LS-324C+LH40